【イキマネコラムvol.9】部下の女性に泣かれたときどうすればよいか?

[公開日] [最終更新日]2019/09/13

【イキマネコラムvol.9】部下の女性に泣かれたときどうすればよいか?

『イキマネ』とは、女性が「イキイキ」「活きる」マネジメントのこと。
組織の中で女性本来の良さが発揮できるマネジメントを目指すこの手法について、主婦力プロデューサーであり、株式会社オフィスat 専務取締役の阿部博美氏による連載記事を配信します。
(※)このコラムでは、イクボスを推進するプロジェクトメンバーによる寄稿記事を配信しています(記事一覧)。

 




帰宅後、会社員のオットがうんざりした顔でこう言ってきました。

「部下の女性に泣かれちゃってさー」

 

あー、よくありますね。

そんなに強く叱責したつもりはないのに、目の前の部下に泣かれて困ること。

 

あなたなら、こんな時どうしますか?

 

「どう対応していいかわからずオロオロする」

これ、一番ダメなパターンです。

 

私はいつもこうお伝えしています。

「何もしなくていいです。涙は汗だと思いましょう」

 

えっ?いいの?

と思われるかも知れませんが、いいんです。

 

女性の方が感受性が高いとか、感情の抑制がきかないとか、色々ありますが、職場で流す涙は大抵の場合、本人も泣きたくて泣いているのではないのです。自然に出て来た涙に自分でも「しまった」と思っているのです。

自分の失態が悔しかったり、上手く対応できなかったことが情けなかったりと思っているのに、さらに職場で涙を流してしまう自分に腹を立てていることがほとんどです。

なので、そこで上司に慰められたり心配そうにオロオロされると、余計に自分の情けなさが浮き彫りになって悔しさが増します。

ですから何も言わずじっと待つ、これが一番です。

落ち着いて涙が止まったところで、「大丈夫か?」と聞いてあげればパーフェクト。きっと彼女は「はい、大丈夫です、すみませんでした」とスッキリした顔で言うはずです。

 

ちなみに、涙には3種類あって成分が少し違うんだそうです。

① 目をスムーズに動かすために常に溜まっている涙(基礎分泌)
② ゴミが入った時などに流れる刺激による涙(反射性分泌)
③ 喜怒哀楽の感情によって流す涙(情動性分泌)

この③の成分にだけ、副腎皮質刺激ホルモンという、ストレスを受けた時に分泌されるホルモンが含まれています。

感情によって流れる涙と一緒にストレスホルモンが流れ出ることによって、ストレスが解消されるのだそうです。

女性が泣いた後に「スッキリした顔」になるのも頷けますね。

 

ところで、最近「涙活」が流行っているってことご存知ですか?③の涙を能動的に流すことで、意識的にストレス発散をするのです。

日頃泣くことの少ない男性の皆さんも「涙活」やってみてはいかがでしょうか?

「涙活」イベントには若い男性の姿も少なくないようですよ。

 

「そんな人前で泣けるか!」と言う方は、こっそりお部屋で映画でも見るのがオススメです。

ちなみに私がこれまでの人生で一番泣いた映画は「キタキツネ物語」でした。ご参考まで。

 

 

このコラムでは、組織の中で起きがちなミスコミュニケーションを軸に、様々なポイントやコツをお伝えします。ぜひ違いを知って、新しい視点を楽しんでみてください。

そして、女性たちが存分に能力を発揮でき頼もしい戦力となることで、力強い組織となるためのサポートとなればと思います。

 




<阿部博美・プロフィール>

阿部博美株式会社オフィスat 専務取締役/主婦力プロデューサー。産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。
大卒後人材派遣業に携わり、マスコミ・イベント業界を中心にした派遣の営業・マネジメント・教育を経験。登録のために面接した女性の数は数千人を越え、適材適所と女性のマネジメント術を身につける。社内異動によりマスコミの広告営業を経て、2003年女性視点に焦点を当てたマーケティング会社に転職。その後独立を経て2014年に株式会社オフィスatを福岡市で共同創業。マーケティングを切り口としながら、企業×女性×社会の三方よしをテーマに事業展開を行っている。2012年NPO法人ママワーク研究所設立メンバー。「女性と仕事」が一貫したテーマ。